海の中に、電柱がずらり。
初めて見ると、「えっ、どういうこと?」と思ってしまう景色が、熊本県宇土市にあります。
今回訪れたのは、長部田海床路(ながべたかいしょうろ)です。
熊本に住んでいると、県内の観光地はいつでも行けるような気がして、意外と後回しにしてしまうことがあります。でも、車を走らせてみると、近くにも面白い景色があるものです。
長部田海床路も、そのひとつ。
海の中へ向かって電柱が並ぶ光景は、なんとも不思議です。

ここは、海苔の養殖や漁業のために使われている作業用の道です。有明海は潮の満ち引きが大きく、潮が引くと道が現れ、潮が満ちると海の中に沈んでいきます。
訪れたのは、ちょうど潮が引いている時間。
海の向こうへ続く道と、そこに立ち並ぶ電柱。普段、道路といえば車や人が通る場所ですが、ここでは海の中へ道が伸びています。
なんだか、いつもの道路とは別の世界に迷い込んだようです。
それにしても、海の中に電柱が並んでいる光景は、見れば見るほど不思議。
電柱があるということは、電線もあるわけで……。
「この景色、どうやってできているんだろう?」
そんなことを考えながら眺めていると、気になるところが次々に出てきます。海と道路と電柱が一緒に並んでいるだけなのに、見慣れた風景とはずいぶん違います。
いつものドライブではなかなか出会えない、海の上のような道。
こういう景色に出会えると、遠くまで旅行しなくても、ちょっとしたお出かけが楽しくなります。
もちろん、ここは漁業に使われている場所。観光で訪れるときも、作業の邪魔にならないように気をつけたいですね。
そして、長部田海床路を訪れたら、もうひとつ会っておきたい存在がいます。
それが、住吉海岸公園にある『ONE PIECE』のジンベエ像です。

熊本地震からの復興を応援する「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の一環で設置されたジンベエ像。
有明海を背にして座る姿は、どっしりとしていて頼もしい雰囲気です。
海の景色を眺めながら、そこにジンベエがいる。
それだけで、ちょっと特別な風景になります。
ジンベエといえば、仲間を支える頼れる存在。こうして海を背にしている姿を見ると、なんだかこの場所を見守ってくれているようにも感じます。
長部田海床路の不思議な景色を楽しみ、ジンベエ像にも会う。ふたつの見どころを一緒に楽しめるのもうれしいところです。
観光地というと、名所や大きな建物を思い浮かべがちですが、海の中に電柱が並んでいる景色も、なかなか印象に残ります。
「海に電柱が生えているみたい!」と思わず言いたくなる長部田海床路。
潮の満ち引きによって表情が変わる海と、そこへ続く道。熊本には、こんな面白い景色もあるんですね。
地元の景色を改めて眺めてみると、知っているつもりだった場所にも、新しい発見があります。
次のドライブでも、まだ知らない景色に出会えたらうれしいです。
立ち寄りメモ
訪問時のポイント: 潮の時間によって景色が変わるため、事前に潮汐情報を確認しておくと安心です。漁業の作業場所なので、現地の方の迷惑にならないように見学しましょう。
場所: 長部田海床路・住吉海岸公園
所在地: 熊本県宇土市住吉町長部田
見どころ: 潮の満ち引きで姿が変わる海床路と、住吉海岸公園のジンベエ像
料金: 見学無料

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