はじめに:犬子ひょうたんとは?
熊本県山鹿市にある大宮神社の境内社、八坂神社で授与される「犬子ひょうたん」。可愛らしいひょうたんを抱えた子犬の形をしたこのお守りは、江戸時代に山鹿で流行した疫病を鎮めた神様をお祀りするために作られたと言われています。無病息災・疫病消除のご利益があるとされ、地元の人々に大切にされています。
大宮神社:八坂神社の祇園祭とは?
正式名称は「祇園祭」といい、毎年6月15日に開催されます。この祭りの日に、一年間の無病息災を願って、新しい「犬子ひょうたん」のお守りやお札が授与されます。多くの参拝者が訪れ、厄除けを祈願します。
犬子ひょうたんのご利益
ひょうたんを抱えた子犬の姿には、いくつかの説があります。
- 京都の祇園社(八坂神社)の神霊が山鹿の阿蘇品家に勧請された際、一緒に来た子犬をかたどったという説。
- 阿蘇品家で祀っていた祇園社を大宮神社へ勧請した時、神輿の後をついてきた子犬が、神社に着くと姿を消したことに由来するという説。
どちらの説も、子犬が神様のお使いとして現れ、疫病から人々を守ってくれると考えられています。
御朱印情報
大宮神社では、通常の御朱印の他に、山鹿灯籠をモチーフにした御朱印をいただくことができます。山鹿灯籠祭りの期間中には、特別な限定御朱印が授与されることもあるようです。「山鹿燈籠起源の御社」の印と、灯籠の絵柄が印象的です。
アクセス方法
おわりに:厄除けに訪れてみませんか?
古くから人々の健康を願ってきた大宮神社の八坂神社 祇園祭。可愛らしい犬子ひょうたんをいただきに、ぜひ足を運んでみてください。